DISCUSSION

SHO
ORIHARA
FUMITAKA
ITO
JUNKI
TAKEZAWA
TOMOYA
ARAI

八木熊120年の歴史の
重さを感じる毎日。
先輩の逸話を聞くと、
下手なことはできない。

荒井 智也

C/S本部 住生活環境統括部


福井大学工学部物理工学科卒。

大口取引先の営業担当として、ものづくりに必要な原材料や産業資材品の手配などを行う。中学時代は陸上競技(短距離走)の選手として活躍。

伊藤 文貴

C/S本部 繊維部


名古屋商科大学総合経営学部経営学科卒。

繊維製造工程で使われる、糸をコーティングする糊材の販売担当。学生時代、バスケットボールの経験を活かして少年チームの外部コーチとして活動した経歴も持つ。

竹澤 淳貴

C/S本部 住生活環境統括部


関東学院大学工学部機械工学科卒。

小学生時代、ソフトボールの日本代表として海外遠征した経験あり。住生活関連商品を広く扱う部署に所属しており、ホームセンターで見かける接着剤など身近な商品を取り次ぐことも。

折原 翔

C/S本部 住生活環境統括部


福井大学教育地域科学部地域科学課程卒。

再生プラスチック事業拡大に向けた活動に軸足を置く。学生時代は陸上部に所属し、現在でもフルマラソン等に挑戦。

男気あふれる上司のおかげで、
気持ちが前向きに。

― 皆さんは学生時代にスポーツをされていますが、何かしらの目標設定をして、そこから自分を高めていくという体質は染みついていたりします?

折原:目標設定は嫌いじゃないですね。仕事でいうと売上高という数字に対して個人プレーとチームプレーを組み合わせながら進んでいくわけですけど、目標を掲げられる方がやってて楽しい。

竹澤:理想とする結果を出せたときの気持ちよさは何事にも代えられないと思う。結果を出す過程ではつらかったことも、振り返ってみると「まだできたな」と感じることも多くて「自分、まだまだやれるな」って。満たされるときは来るのか?と思うけど。

― 数字にたどり着けないとき、気分的にヘコむことってありませんか?

伊藤:何回も腐りかけました(笑)。でも最近、ちょっと気持ちを切り替えられるようになって。個人の事というより、上司のために数字を上げたいなと思うようになって。優しいんだけど言うべき時はガツンと言ってくださる方で、男気があって人格的に惚れることができる。みんなそういう人はいない?

荒井:いないかなあ。「人生の師」みたいな人とはまだ出会えてない。

竹澤:友だち、先輩、芸能人……いろいろとすごいと思わせてくれる人達がいて一人挙げるのが難しい。しいてあげるとしたら僕はやっぱり社長かなあ。僕が入社して間もないころ、体調を崩して入院したことがあって…。 会社に出てきたら社長に「体を壊してまで仕事しろと言ったことは一度もない。 幸せになるための一つの手段として仕事をしているんだ。無理はし過ぎるな」 と言ってもらったことがあって…。忙しい中そうやって気づかってくれる社長が好きかなあ。

折原:取引先や同じ業界でもすごい人いるし、自分も気を引き締めないと。

荒井:変わらないといかんよね。まだ20代に後ろ髪引かれてるけど(笑)。

折原:思うように売上が上がらない時はあるけれど、やり方や行動については上司や先輩からアドバイスがもらえるし、追いかけるべき案件もあるので次に向かって前向きに努力するようにしている。

荒井:結果には原因があり、次に活かすことを考えるべきだよね。

1本の電話連絡を欠いたばかりに、
痛恨のミスを。

― 入社6〜8年の間ということで、社内の仕事の流れもある程度分かってくる年齢ではないかと思います。一方で、仕事の慣れから来る痛恨のミスみたいなものってあったりしないですか?

折原:取引の流れやルートのことを「商流」と言うんですが、商談の場で本来言うべきでない商流の話をしゃべってめちゃくちゃ怒られたことがありました。入社4〜5年くらいのころだったかな。自分としては「丁寧に説明しないと」という思いからだったんですけど。でも、早めに失敗を経験しておいて良かったと思います。

竹澤:僕、直近でありました……

荒井・折原:直近か!

竹澤:親しく仕事させていただいてた方から工事の話を相談されてて、1年以上計画を温めてたんです。で、ある日、その人の上司から「進めたいから来てくれないか」って連絡があって。「部下の人と進めてましたよ」と返答すると、「彼は、忙しいから僕がやるよ」と言われてその会社に行ったんですね。そうしたら、打ち合わせしてるその横で、一緒に計画を進めてた部下の方がみるみるうちに怒り出してるんです。

― 部下の方が上司に仕事を取られたと怒っていた?

竹澤:そうじゃなくて、当人の知らないところで話が進んでいたらしくて。翌日「何ちゃぶ台ひっくり返してるんや、お前とは信頼関係ゼロや。もう来るな」って1時間みっちり怒られました。僕が勝手に2人の間で話がついてると思い込んでいて……確認の電話1本入れれば済んだことなんですけど。

荒井:仲直りはできた?

竹澤:まだできてない。「来るな」と言われたし、偶然を装って行くしかない。電話連絡1本欠いたばかりにこんなことになってしまって。誰に相談しても「お前が電話1本しておけばな。甘いな」って言われる。

伊藤:さっき数字の話があったけど、お客さんのところで値上げの話をしたときに泣いたことがある。2〜3年前、値上げの説明に初めて行ったとき、値上げが相手先の業績を左右するくらい重要なことという認識が薄くて。商談は見積書1枚で終わるものと思っていたので、説明したときの表情とか言葉に表れたんだと思う。お客さんに「値上げというのはそんな簡単なものじゃないんやぞ」って叱られてその場で泣いた。お客さんとしてじゃなくて、人生の先輩としての助言に変わっていって。

竹澤:今でも担当してる?

伊藤:今はしてないけど、すごく大好きな人。泣いたのは自分自身が涙もろいっていうのもあるけど(笑)。

折原:理由は別として、自分たちってそういう叱られた話を聞くと熱くなる世代じゃない? 八木熊って、そういう話を聞いて熱く感じる社員が多い気がする。

― せっかくなので、会社の雰囲気についてもうちょっと深く掘り下げて伺っていいですか? 仕事終わりに一緒に飲みに行ったりもします?

竹澤:僕が「行きますか?」と声上げたときに応えてくれる人はいますね。年代関係なく。

荒井:あれ? 僕のとこに全然誘い来ないんだけど(笑)。

竹澤:荒井さん、一番年下の僕が段取りしてるのに何度もすっぽかしたじゃないですか(笑)。「お腹痛いから帰るわ」って時もあったし。

折原:僕はお酒ダメな方なんですけど、飲めない人は無理に行かなくてもいい雰囲気というのは助かりますね。それでも、声はかけてもらえるからありがたいなと思ってます。

竹澤:こないだ会社の人とゴルフ行ったんですけど、ああいうノリって個人的にはめちゃくちゃ好きですね。休みの日でも会社の人と過ごすのが平気なタイプなので、会社の人の知らない一面見ることができて面白いなあと。

折原:ここにいるのはみんな営業職で、他部署の人と仕事で一緒にどこかに行くということは基本的にないからね。だからベアーズタイム(2ヶ月に1回開かれる会社費用負担の飲み会)があることで工場や他部署のみんなと話ができることがありがたいよね。

営業職は
「お客さんに
しゃべってもらう仕事」だった。

― 営業職、皆さんご自身では性格的に向いてると思います?

伊藤:向いてるかどうかは分からないけど、他の部署にいる自分が想像できないかなあ。

荒井:周りを見るとみんな頑張ってるし、ふと「自分は頑張れてるのかな」と思うときはある。僕の部署って業務の一環として検品作業があったりもするんですけど、実は検品をもくもくとやる時間がすごく好きだったりして(笑)。

折原:工場勤務も経験したけど自分のなかではしっくりこなかった印象がありますね。就活の時にも「君は営業職に向いてる」とも言われたし、ずっとその言葉を信じて仕事をしているという感じです。

竹澤:自分では営業職が向いてると思うけど、根っからの商人にはなれないとも思う。僕が思う商人っていうのは、二言目にはすぐお金の話が出てくるような売上至上主義みたいな考えの人なんだけど、そういう人にはなれないかなと。

折原:そういう人、八木熊にはいないと思うよ。

― 実際に営業職を続けてみて、学生が抱く営業職への誤解ってあります? 例えば、営業イコール飛び込み営業みたいなイメージというか。

竹澤:学生の時はまさにそういうイメージでしたね。しゃべってナンボみたいな。入社したら「営業はお客さんにしゃべっていただく仕事」「お客さんに気持ち良くなってもらうのが一番のサービス」って言われて、へえそうなんだと。恋愛関係も同じかもしれんと(笑)。

折原:テレアポやノルマに縛られない営業の仕事に就けたのは幸運ですね。先輩たちがそういう営業スタイルを築いてくれて、僕たちはその暖簾を借りて商売しているようなもので。「お客さんのことを常に考える」というと「週末もゴルフとかでお客さんと一緒じゃないといけないのか」って考えになりそうだけど、合わないときは合わないと言えばいいと思う。それも一つのスタイル。

― 折原さんがいう暖簾、言い換えれば120年の八木熊の歴史を感じるのってどんな時ですか?

荒井:名刺に書いてあるので、まず名刺交換の時に「おお!」って驚かれることは多いですよね。

折原:一番歴史を感じるのは伊藤さんでしょう。

伊藤:繊維から始まった会社なんで、暖簾の重さはかなり感じる。お客さんのところに行くと、同年代の人ってほぼいなくてほとんど親より上の世代。年配の社長さんと話すと八木熊の昔話がよく出てきて、すごく仕事のできた先輩が多かったって聞きますね。もう、商談の大半が昔話。先輩の話を聞くと「そういう人にならないと」とか「下手なことはできないな」ってすごく思います。

― 120年の歴史を持つ八木熊を一言で表すとしたら、どんな言葉に集約されますか?

荒井:「家族」ですね。社員やその家族、取引先など全部含めて一つの家族という意味で。

竹澤:「信」。これから先の八木熊を考えたとき、社長(=八木信二郎)がいて、社長を支えるような僕らがいてという意味で。併せて「感謝」という言葉も入れたい。取引させていただているお客さんや、120年の歴史を作ってきた先輩方への感謝を込めて。

折原:「わ」ですね。「輪」と「和」、両方の意味を込めて。和気あいあいとした社内の雰囲気を見ると「輪」がふさわしいなと思うし、120年の歴史には古くからの日本の伝統も感じる。全部含めて八木熊ということで、理解すればするほど居心地がいい会社だなと。

伊藤:どの世代に聞いても八木熊のことを知ってるというところから「福井の顔」。祖父母が機屋勤めだったんですけど、その時代から八木熊はあったということを聞くと、誇るべき福井の企業で働いているんだなあとつくづく思います。