事業紹介

設計開発技術(ODM)

お客様に伴走し納品まで計算する
八木熊ならではのモノづくり

ODMとは「Original Design Manufacturer」の略称のこと。「オリジナルデザイン」とあるように、お客様のオリジナル製品の開発から製造までを全面的にバックアップします。

製造方法と素材を熟知した設計開発部門が素材・機能・デザインなど多方面からの提案を行います。また、自社工場を保有するメーカーとしての強みと技術力を活かし 、射出成形や中空成形をコア技術に、押出、回転、ゴムなどの成形方法と素材を掛け合わせた提案も可能です。さらに、樹脂成形品、金属加工品(アルミ押出プレス加工)、化成品、フィルム加工、パッケージング、セットアップなど、お客様のニーズに沿ったものモノづくりおよびその周辺作業に対応しています。

お客様のこんな課題を解決します

多品種小ロットの
製品を作りたい

既存の製品を
軽量化したい

大量生産のため形状を見直し
コストダウンを図りたい

廃棄時の分別が複雑なので、
手間を省きたい

納入時の運送まで考えた
製品開発をしたい

製品を実現するための
アイデアが欲しい

再生材料を使った
製品開発をしたい

発案から納品までワンストップ
コストを念頭にした設計スケジュール

ご依頼の多くが、「金属製をプラスチック製に置き換え、強度は保ちつつ軽量化を図りたい」という内容です。当社はプロジェクト進行に当たって、お客様のご要望をヒアリングし、規格を調べ、量産性を考慮した設計を行います。

製品の発案から納品までワンストップ対応できるのも当社の強み。自社工場を所有しているので、自社で加工できる形状で試作を重ねられるという利点もあります。開発に当たっては、製造後の納品も念頭に、倉庫の有無、保管場所、運送費用についても十分にお話を伺います。

ワンストップで、開発設計と品質基準を十分に満たしたオーダーメイド品を小ロットで製造可能な体制を武器に、「八木熊に聞けば必ず答えがある」と評価していただけるよう、開発力や提案力の向上に日々努めています。

ODMの流れ

ODMの質を向上させる11ステップ

プロジェクト進行に当たっては、当社が定めた厳格な評価基準をクリアすべく、独自の保証体制を組んで十分な検証を重ねます。すべての段階を通過し、徹底的に品質を高めた製品だけをお客様のもとへお届けします。

1

打ち合わせ

2

製品仕様の検討

3

企画ご提案

4

お見積り

5

ご発注

6

試作

7

評価・検証

8

承認

9

量産(製造・組立)

10

品質管理

11

出荷・納品

※オプションでモデル試作が可能です(費用は応相談)。

設計

開発する製品の打ち合わせ。製品の使用場所、使用方法、材質・成形方法・検証事項・使用上の注意点などについて、綿密にヒアリングと提案を重ねていきます。

作図

3D CADシステムを使って形状設計(作図)。金型作成の有無、材料の特性、製品の使用方法などを考慮して設計します。

モデル作成

3Dプリンタによりモデルを作成。設計上の問題の有無について十分に検証を重ねます。

強度解析

必要物性(強度、変位量)の解析。肉厚や形状などを変更しながら繰り返し解析を行います。

流動解析

ゲート位置(=樹脂を入れる位置)を考慮した流動解析を行います。金型作成前にあらかじめ樹脂の流動を把握することで、金型設計の微調整および不良品の低減につなげます。

金型作成

金型を作り、改めて構造のチェックを行います。主なチェック項目は、ゲート方式、水回路、取出し方式、金型大きさなどです。

試作評価

量産機を使って試作評価をします。寸法、外観、組み合わせなどが設計通りであるか厳格なチェックを行います。

試験検証

施工試験、物性試験、実使用検証などを実施し、狙い通りの物性を備えていることを確認します。

量産

量産、組立、梱包などのプロセスです。検品と梱包に当たって、当社は必ず人の手と目で行うことをポリシーとしています。

製品・技術開発部社員の保有資格

国家資格

  • プラスチック成形技能士(特・1・2級)
  • 建築施工管理技士(2級)
  • 知的財産管理技能士(2・3級)

主な公的資格

  • 3次元CAD利用技術者(1・準1・2級)
  • 福祉住環境コーディネーター(2級)
  • 品質管理検定(2・3級)
  • ビジネス・キャリア検定(2・3級)
  • 環境社会検定(eco検定)
  • DIYアドバイザー

開発部が手がける加工例

樹脂加工

  • インジェクション成形
    • 2色成形
    • インサート成形
    • 発泡成形
  • ブロー成形
    • 2色ブロー成形
  • 押出成形
  • 真空成形
  • 熱硬化樹脂成形
  • ゴム成形

他にも多数の加工例があります。

金属加工・加飾など

  • プレス
  • メッキ
  • アルミダイカスト
  • アルミ押出
  • 塗装
  • 表面処理
  • 流動浸漬
  • アッセンブリ全般

他にも多数の金属加工・加飾例があります。

ODM事例

福井しあわせ元気国体 入賞メダル

2018年、福井県で開催された第73回国民体育大会(福井しあわせ元気国体)入賞メダルの事例です。県内のメーカーとの協働事業で、当社はメダル縁部分の成形を行いました。福井県産の間伐材を配合した『フクウッド(フクビ化学工業製)』を原料に用いた、環境配慮型のメダルです。再生原料の特性から塗装の乗りづらさが懸念されましたが、協働企業と課題解決に取り組みメダル完成に至りました。

エックス線透過型の開創器

金属製医療器具(開創器)が抱える問題を解決した事例です。金属製の開創器はエックス線画像に映るのが難点で、医療現場から強度と機能性を満たした樹脂製器具を望む声が寄せられました。
医療関係者と協力体制しながら臨床試験を重ねるなど安全性の検証を徹底し、現場での採用に至っています。

中空成形による幼稚園向けフェンス

幼稚園向けの保育遊具を展開する企業の依頼による事例です。相談を受け、幼児に優しい素材と設計を提案しました。プロジェクト進行に当たって、企業の要望を基に図面を作成し、実現可能な成形方法について話し合いを重ねました。園庭での使用を想定して金属や樹脂などを組み合わせた設計を提案し、安全性を十分に確保した魅力的な遊具の製造にこぎ着けました。

工場の機械備品を樹脂製に転換

繊維工場で使用している機械備品の事例です。機械備品の素材には一般に金属が使われますが、金属のさびを避けることは難しく、ひとたびさびが発生すると繊維品の製造に大きな影響をおよぼします。
また、部品の交換頻度の高さや形状の複雑さが運用経費を押し上げる要因となることから、事業者様から備品の素材を樹脂で代用できないかという相談を受けました。 そこで当社は実際に工場を見学し機械の仕様を確認。金属製に匹敵する製品の仕様を設計し、当社の品質基準を満たした製品を提案しました。

建築向け土台パッキン部材

建築物の基礎に敷き詰める、ロングタイプ土台パッキン材の改良の事例です。換気の確保、土台の腐食防止、基礎の切り欠きの施工軽減を念頭にメーカーオリジナル材料を開発して強度を計算。設計後、量産と製造納入を行っています。

置敷きフロアタイルの改良

オフィスのフリーアクセスフロアでの使用を想定したOA関連床システムのタイルの改良品です。メーカーオリジナル材料を開発して強度を計算。設計後、量産と製造納入を行っています。

床下点検口、および収納庫の設計

アルミ押出、金属プレス、亜鉛ダイキャストなど、素材と加工法を組み合わせた複合製品を設計、製造しました。

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